アッカ・ネットワークスは20日、顧客情報漏洩を受けて、再発防止に向けた情報セキュリティに関する監査と教育の内容を発表した。
情報セキュリティ監査については、4月下旬から6月下旬にかけてIBMビジネスコンサルティングサービスが実施する。まず、ビジネスプロセスの分析や、情報資産の洗い出しなど事前調査を行なった上で、具体的な監査を行ない、リスク評価に基づいた改善策を策定、実施するという。
具体的には、情報システムの技術面や開発・運用管理面、ビジネスプロセス・体制面からアッカの情報セキュリティを総合的に監査。必要な改善点を洗い出す。特に、個人情報保護や情報セキュリティの管理体制・プロセス、システムセキュリティの確保を重点に監査するとしている。
情報セキュリティ教育については、従来から実施していた顧客情報管理教育をさらに強化する方針だ。4月下旬から独自の教材とカリキュラムを作成し、それらに基づく情報セキュリティ教育を派遣社員も含めた全従業員を対象に行なう。
実施方法は、セミナー形式の集合教育とeラーニングを組み合わせたもの。カリキュラムの内容は、セキュリティルールの基礎から、セキュリティに対するアッカの取り組み、管理者としての取り組み方など、対象者に合わせて作成されている。
アッカでは、「監査は定期的に行なう。また、教育に関しては、日常業務の一環として定着させていく」とし、情報セキュリティの強化を継続的に行なう方針を示した。
関連情報
■URL
アッカ・ネットワークス
http://www.acca.ne.jp/
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( 鷹木 創 )
2004/04/20 12:32
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