米Googleの日本法人であるグーグルは20日、東京・渋谷に研究開発センターを設立すると発表した。これは、新宿NSビルで21日まで開催されているイベント「Search Engine Strategies 2004」の基調講演の中で、米Google技術担当副社長Wayne Rosing氏が明らかにしたもの。
日本の研究開発センターは、研究者の募集を開始した段階で詳細は決まっていないとしているものの、設立当初は米Googleの研究施設から数人の研究者が来日し、Google技術の主要部分などを教えるほか、技術担当副社長であるRosing氏自らが教えることもあるという。
日本の研究開発センターの最大の目的は、“日本語による検索精度の向上”であるとしており、「日本語検索における最高の検索エンジンとして、認知されることが最も優先順位の高いことだ」と説明した。したがって、Gmailなどの未だ日本語化されていないアプリケーションの日本語作業も行なうものの、優先度的には2番目以降になるという。
日本の研究開発センターでは、これらの研究以外にも日本独自のアイディアや機能開発などを試みる。研究者の募集では、大学院生のインターンシップなども実施するとしている。
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■URL
グーグル
http://www.google.co.jp/
( 大津 心 )
2004/04/20 14:15
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