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フィッシャーサイトへアクセスしようとすると、このようなEarthLinkのWebページにリダイレクトされる
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米ISPのEarthLinkは19日、“phisher(フィッシャー)”サイトをブロックする機能「ScamBlocker」の無料提供を開始したと発表した。フィッシャーとは、有名企業などに見せかけた偽サイトにユーザーを誘導し、そこでクレジットカード番号などを入力させることで不正に個人情報を引き出す詐欺の手法で、最近急増しているという。
ScamBlockerは、EarthLinkがダウンロード配布するツールバーの機能の一部として提供され、Windows用のInternet Explorer 5.0以上に対応している。このツールバーをインストールしておくと、フィッシャーサイトとして確認されているサイトまたは疑わしいサイトにアクセスしようとすると、EarthLinkのWebページにリダイレクト。警告メッセージとともに、フィッシャーや類似の詐欺についての説明を表示する。ツールバーには、ScamBlockerのほか、ポップアップ広告のブロック機能やGoogleによる検索機能も搭載している。
フィッシャー詐欺などの防止に取り組む業界団体であるAnti-Phishing Working Groupによれば、2月に新たに確認されたフィッシャーサイトは282件で、1月の176件から増加しているという。EarthLinkでは、eBayやBrightmailと連携しながら、新たなフィッシャーサイトを特定し、ブロックしていく考えだ。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.earthlink.net/about/press/pr_toolbar/
( 永沢 茂 )
2004/04/20 16:59
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