A.D.200X実行委員会は20日、同委員会のWebサイト上にて、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)の個人情報漏洩問題に関して、今後の監視計画を発表した。今後適切な対応を取っていくための組織再編も行なったと報告されている。
同委員会は、4月12日にACCS個人情報漏洩問題についての総括を発表しており、今回の報告文は、総括のなかから漏洩してしまった情報の監視に関する部分と、組織再編部分に絞って追加報告されたもの。
この問題は、A.D.200X実行委員会が主催したセキュリティイベントにおいて、京大研究員(office氏)がプレゼンテーション内で個人情報を公開してしまったというもの。さらに、このプレゼンテーション資料が会場内で公開されており、サーバー上からダウンロード可能な状態となっていたという。
この問題を受けて、同委員会では2003年11月11日より漏洩した可能性のある該当資料の監視を開始。現在は掲示板やP2Pネットワーク、ブログなどを監視対象に、検索エンジンやボランティアの人的ネットワークを利用して監視を実施しているという。今後は、これらに加えて自動化ツールによる24時間の監視体制を導入するとしている。
また、一般ユーザーからの情報募集も開始する。当該情報に関する情報を持っているユーザーがいる場合には、同協会のWebサイト上に設置されたフォームから必要事項を入力するように呼びかけている。
A.D.200X実行委員会では、直接謝罪を実現するためにACCSとの窓口を、同委員会代表である鵜飼裕司氏に移行し、さらに委員間の連絡を緊密に行なうことで、該当個人情報拡散防止の徹底や、直接謝罪の実現へ向けて継続的に対応していきたいとした。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ad200x.net/20040420.html
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・ A.D.200X実行委員会、ACCS個人情報漏洩問題について総括を発表(2004/04/12)
( 大津 心 )
2004/04/20 21:00
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