NTTデータは21日、慶應義塾大学、日本プラントメンテナンス協会、東洋精器と共同で、無線ICタグを活用するシステムの開発と検証を行なう「ユビキタス生産システム研究会」を設立したとを発表した。研究会の主査は慶應義塾大学の中村善太郎教授が務め、事務局はNTTデータと慶應義塾大学が共同で運営する。
研究会が取り組むテーマは、無線ICタグを利用した生産システムのモデル実験により、基礎システムの開発とフィールド実験を通じた適用性の検討と検証としている。これにより、製造業における情報技術と現場改善技術を融合した新たな方法論・システムの研究を行なうとしている。
具体的な活動内容としては、実際の製造業の企業を対象にした生産システムや生産管理業務の実態調査、慶應義塾大学キャンパス内に無線ICタグによる生産システムの実験環境の構築、東洋精器の工場内に無線ICタグを利用した生産システムの試験導入などが予定されている。
研究会では、今回の共同研究を出発点として、ハードウェアやソフトウェアの開発課題や、幅広い業界・分野に対応できる無線ICタグを活用したプラットフォームの開発への展開を目指していきたいとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.nttdata.co.jp/release/2004/042101.html
( 三柳英樹 )
2004/04/21 20:08
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