米国でのファイルダウンロードが音楽から映画に波及～米Ipsos調査結果

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米国でのファイルダウンロードが音楽から映画に波及～米Ipsos調査結果

　米国で音楽ファイルの違法ダウンロードが大きな問題となっているが、ダウンロードサービスを利用している若者の多くが、映画などの動画をダウンロードする傾向にあることが、米調査会社Ipsos-Insightの調査でわかった。

　調査によると、2003年末の時点で12歳以上のダウンロードサービス利用者の21％が映画全編をインターネットからダウンロードした経験があった。このうち9％は調査前の30日以内に映画をダウンロードしていた。

　映画をダウンロードする傾向が最も強かったのは、音楽ファイルのダウンロードを積極的に行なっている年齢層と重なる18歳から24歳までの若者。この年齢層では、37％が映画全編のダウンロード経験があり、16％は過去30日以内に映画全編をダウンロードしていた。性別では男性が26％だったのに対して、女性は12％だった。

　この調査ではまた、ミュージックビデオのダウンロードが増加している傾向があることもわかった。ダウンロードサービスを利用する米国人の38％がミュージックビデオのダウンロード経験があり、そのうち15％は30日以内に入手していた。ミュージックビデオをダウンロードする年齢層は映画の場合と似通っており、18歳から24歳までの年齢層で49％、25歳から34歳までは43％。米国人男性のダウンロードサービス利用者の45％がミュージックビデオのダウンロード経験があった。

関連情報

■URL
　ニュースリリース（英文）
　 http://www.ipsos-na.com/news/pressrelease.cfm?id=2137

■関連記事
・音楽、映画の違法ダウンロードへの意識が高まる～米調査結果（2003/11/05）

（青木大我 taiga@scientist.com ）
2004/04/22 12:12

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