米Internet Systems Consortium(ISC)は20日、DNSソフトウェア「BIND 9.3」のベータ版をリリースした。同社のWebサイトからダウンロード可能で、新機能としてはDNSのセキュリティ機能「DNSSEC」に対応。また、電話とメールによるBINDのサポート契約を開始することも発表した。
BINDはインターネットで広く利用されているDNSソフトウェアで、ISCによればBINDは世界の75%のDNSで利用されているという。最新版となるBIND 9.3ベータ版では、現在IETFでドラフト段階にあるDNSのセキュリティ強化機能「DNSSEC」に対応したほか、増分ゾーン転送の改善やIPv6への対応強化などが行なわれているという。
また、ISCはBINDに関する商用サポートを開始することも発表した。電話とメールによる24時間サポートを提供する「Premium」、サポート時間が12時間となる「Plus」、平日の9時間でメールのみのサポートとなる「Basic」の3種類のメニューが用意されており、料金は最低で年額5,000ドルとしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.isc.org/about/press/
( 三柳英樹 )
2004/04/22 14:00
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