米Jupitermedia Corporationの調査部門であるJupiterResearchは22日、音楽を再生するためのポータブルプレーヤーの保存容量として最適なのは1,000曲程度であるとの調査結果を発表した。ポータブルプレーヤーの容量はハードディスクやメモリの技術向上と価格低下によって増加傾向にあるが、この調査結果は、使いやすく、売れるポータブルプレーヤーを設計する際のひとつの目安となりそうだ。
調査によると、PC上に音楽のコレクションを持つ消費者の90%は1,000曲も保存していない一方で、77%が1,000曲を保存できる容量のポータブルプレーヤーの購入に関心があると回答した。さらに、インターネット利用者のうち、ポータブルメディアデバイスの購入に関心があるとした45%は、そのデバイス上のビデオ機能に関心があると回答。こうしたことから、将来的には1,000曲以上を保存できる容量を持ち、そこに音楽以外にも映像を保存できるポータブルメディアプレーヤーの需要があると結論している。
調査結果についてJupiterResearchのMichael Gartenberg副社長兼調査部長は、「この調査結果は、約1,000曲を保存できる4~5GBの容量を持つ製品に焦点を合わせたベンダーの成功と、これよりも低い容量のデバイスがなぜこれほど失敗してるのかをよく説明している」とコメントした。
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ニュースリリース(英文)
http://www.internetnewsbureau.com/archives/2004/april/pdmp.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/04/23 11:40
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