Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

Google仕様変更、ブラウザやWebサイトによっては文字化けの可能性も


 グーグルは、Googleの文字コードの指定方法を変更したことを明らかにした。これにより、特定のブラウザやWebサイトの検索ボックスで「Googleを利用した際に文字化けするようになった」との報告を受け、グーグルでは、Webサイトの管理者などに対策メールを送信したという。

 文字化けは、これまでShift-JISを指定していたGoogleの文字コード指定方法が変更されたために起こる。特定のブラウザやShift-JISでエンコードしているWebサイトに設置されたGoogle検索ボックスでは、従来通りShift-JISでエンコードした検索キーワードがGoogleに送信され、文字化けが発生するという。

 検索ボックスを設置しており、文字化けが起きているWebサイトでは、検索ボックスのHTMLに以下の記述を追加すればよい。

<input type=hidden name=hl value="ja">の次行に、

【WebサイトがShift-JISでエンコードされている場合】
<input type=hidden name=ie value=Shift_JIS>

【WebサイトがEUC-JPでエンコードされている場合】
<input type=hidden name=ie value=EUC-JP>

【WebサイトがUTF-8でエンコードされている場合】
<input type=hidden name=ie value=UTF-8>

 また、文字化けが発生するブラウザやソフトでは、Googleに送信するキーワードの文字コードをUTF-8に指定することで文字化けを回避できるようだ。ブラウザやソフトによってはUTF-8を選択できないものもあるが、以下のようにキーワードの前にShift-JISでエンコードした旨を記述すれば、文字化けを回避できる。

【サンプル】
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&inlang=ja&ie=Shift_JIS&q=キーワード

 グーグルでは、「22日付けで日本でも株価や辞書などの特殊検索が可能になったが、これら新機能の追加と、文字コードの変更には直接的な関係はない」とコメント。「現在、サービス向上のためにさまざまな動きがあり、大きな計画の中で文字コードの変更を行なった」としている。


関連情報

URL
  Google
  http://www.google.co.jp/
  関連記事:Googleの仕様変更で検索結果が文字化けしてしまうソフトが続出[窓の杜]
  http://www.forest.impress.co.jp/article/2004/04/22/google_cset.html


( 鷹木 創 )
2004/04/23 18:31

- ページの先頭へ-

Internet Watch ホームページ
Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.