日本郵政公社東海支社は、ファイル交換ソフト「Winny」で同社職員が郵便物の誤配状況や職員の超過勤務などの一覧表を流出させていたことを明らかにした。
東海支社広報よると、流出は外部からファイル名などを根拠にした指摘を受けて判明。各500KB前後のExcelファイル合計8件が、Winnyのネットワーク上で閲覧可能な状態になっていた。これらのデータは、職員が業務のため個人的に作成していたもので、「顧客の個人情報は含まれていない」としている。
同広報では、「この職員は、4月上旬に“興味本位で”Winnyをダウンロードした。Winny自体について詳しくなかったため、操作ミスが起きて閲覧できる状況になってしまったのではないか」と推測。Winnyを介して感染するウイルス「Antinny」に感染した可能性については、「わからない」と回答した。
なお、東海支社では今回の流出を受けて、管内の郵便局約2,500に注意を求める指示文書を出している。
関連情報
■URL
日本郵政公社
http://www.japanpost.jp/
関連記事:Winnyを経由して感染するウイルス「Antinny」特集
http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2004/04/09/antinny.htm
( 鷹木 創 )
2004/04/30 15:27
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