Webドメインマーケティング事務局は30日、テレビCMとインターネット利用に関するアンケートの調査結果を公表した。調査によれば、テレビCMでURLを見たことや聞いたことがあると答えた人は全体の約60%を占めたものの、そのうち「URLを覚えている」と答えた人は50%を下回る結果となった。
今回の調査は、5,000人の対象者から事前調査で「テレビCMでURLを見たこと、聞いたことがある」と答えた515人を選び、テレビCMとインターネット利用に関する調査を行なったもの。
事前調査の設問では、「テレビCMでURLを見たこと、聞いたことがある」と答えた人が5,000人中3,012人と約60%に達している。しかし、「テレビCMのURLをいくつ覚えているか」という設問に対しては、「覚えていない」と答えた人が全体の53.2%となり、テレビCMでURLを視聴者に覚えてもらうことの困難さを示す結果となった。
テレビCMでURLを覚えた企業としては、アコム(acom.jp)と答えた人が24.6%ともっとも多く、2位はトヨタ(toyota.co.jp)の8.9%、3位はプロミス(2634.jp)とツカサのウイークリーマンション(222.co.jp)の6.3%という結果となった。
URLを覚えた理由としては、「よく目にするテレビCMだったから」が52.7%、「わかりやすく覚えやすいURLだったから」が46.1%、「語呂がよく覚えやすいドメインだったから」が44.8%となった。また、詳しい理由としては「URLが歌になっているのですぐ覚えた」といった回答が多く挙げられた。
Webドメインマーケティング事務局では、テレビCMからWebサイトへのアクセスを集めるには「アドレスを覚える苦労をユーザーにさせない」ことが必要で、テレビCMではより覚えやすいドメイン名を使うなどの配慮や、耳に残る音や歌でURLを覚えてもらうといった工夫が重要であるとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://webdomainmarketing.jp/research/
( 三柳英樹 )
2004/05/06 15:18
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