クララオンラインは30日、Red Hat Linuxのセキュリティパッチ提供と自動適用ツールを組み合わせた「Linuxセキュリティアップデートサービス・エンタープライズ」の提供を開始した。価格は1ホストあたり52,000円から。
同サービスは、米Red Hat社がサポートを打ち切ったRed Hat Linux 7.2/7.3/8/9について、セキュリティホールを修正するパッチをユーザーに提供するとともに、パッチの自動適用ツール「Qloc Engine」を利用することで、自動的にパッチの適用を行なえるようにするもの。
サービスの料金は1ホストあたり52,000円で、パッチ提供サービスの1年分の料金が含まれる。次年度以降の料金は12,000円で、10台以上の同時申し込みの場合には割引価格が設定されている。
また、大規模システムを運用しているユーザーに対しては、パッチ適用時に問題となるネットワーク利用の効率化や、ユーザーの利用環境にあわせたパッチ自体のカスタマイズ、自動化を含んだ管理ツールの導入など、様々な形での個別の支援を計画段階から行なうサービスも提供していく。
クララオンラインでは、今回のサービスによりセキュリティホールが発見された場合でもホストごとにパッチの適用を行なう必要がなくなり、自動適用ツールを用いることでシステム管理者の手を煩わせることなく、パッチの取得から複数ホストへの適用にまでが可能になるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://clara.co.jp/company/release/20040430_linuxupdate.pdf
( 三柳英樹 )
2004/05/06 16:53
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