日立製作所は6日、社外から社内ネットワークへのアクセスを実現するVPN製品「SWANStor」の販売を5月8日から提供すると発表した。価格は小規模向けパッケージで312,900円から。
SWANStorは、エリアビイジャパンが開発したVPNソフトウェアで、Webブラウザから社内ネットワークへのVPNアクセスを可能とする製品。クライアント側はSSL対応のWebブラウザであれば動作するため、PDAや携帯電話などの端末からでもVPNが利用できる点が特徴となる。
SWANStorのソフトウェアは、外部からのアクセスを受け付けるゲートウェイとなるマシンと、社内のサーバーの両方にインストールし、お互いに許可しているサーバー間でのみ通信を行なう。ユーザー認証は、各サーバーにあらかじめ登録したユーザー名とパスワードによる認証のほか、LDAPやRSA SecurIDなどの認証サーバーとの連携機能を備える。
日立製作所では、サーバー製品「HA8000シリーズ」と組み合わせてゲートウェイを自社内に設置するタイプのパッケージのほか、小規模向けとしてエリアビイに設置したゲートウェイサーバーを利用するタイプのパッケージも販売する。このほか、構築コンサルテーションサービスや保守サービスなど、SWANStor関連のサービスも提供する。
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■URL
ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2004/05/0506.html
関連記事:エリアビイ、グループウェアや携帯電話との親和性を高めたVPN
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0415/areabe.htm
( 三柳英樹 )
2004/05/06 18:08
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