京都府警は10日、ファイル共有ソフト「Winny」の開発者である東京大学助手の男性を著作権法違反ほう助の疑いで逮捕した。京都府警本部ハイテク犯罪対策室と五条警察署が、10日午前7時52分に自宅で男性を逮捕しており、同時に東京大学大学院情報理工学系研究科など数カ所の強制捜査も行なわれたという。
逮捕された男性は、2ちゃんねるなどでは“47氏”と呼ばれている人物。京都府警が2003年11月にゲームなどを違法に公開したとしてWinnyユーザー2人を逮捕した際、47氏の自宅からWinnyのソースコードなどを押収し、任意の取り調べを行なっていた。
京都府警では、「2ちゃんねるなどに掲載されていたWinnyの開発意図から、著作権法違反ほう助の疑いを適用した」とコメント。逮捕後の事情聴取では、「男性はWinnyについて、『著作権法に違反する行為を助けた。逮捕されるのも仕方のないこと』などと容疑を認めている」という。
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■URL
京都府警
http://www.pref.kyoto.jp/fukei/
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http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/03/29/2591.html
( 鷹木 創 )
2004/05/10 13:20
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