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音声でブログ投稿できるAudioblog.comが正式サービス開始


 ブログ投稿を、文章や画像だけでなく、MP3ファイルなどの音声でも行なえるようにするためのサービス「Audioblog.com」が11日、サービスを正式に開始した。Audioblog.comは数週間にわたってベータテストを続けていた。

 Audioblog.comでは独自に開発したBlogRecorder技術によって、PCに接続されたマイクとWebブラウザ(要Flash)だけあれば、音声をMP3またはWAVファイルに変換してAudioblog.comにアップロードできるようにした。また、電話からも最大で60分間の投稿が行なえる。これまでも工夫次第で音声ファイルをブログに投稿できたが、Audioblog.comを利用することでその作業を圧倒的に簡易化できる。

 Audioblog.comはMovableType、TypePad、Blogger、LiveJournalのブログサービスに対応しており、アップロードしたファイルは自分が書いている複数のブログに投稿できる。Audioblog.comでは今後、対応ブログサービスを増やしていきたい考えだ。

 Audioblog.comは月額4.95ドルの有料サービスで、何回でも投稿でき、1ヶ月に最大1GBの容量が提供される。これは1分間の投稿が5,000回再生できる容量だそうだ。再生回数がこれを超過すると、1GBあたり1.95ドルが自動的に請求される。また、機能とサービスを向上させたProバージョンを今夏にも発表する予定だ。

 これまでブログといえば文章か画像での投稿に限られており、それにあわせてブログの文化も発達してきた。しかし、簡単に音声が利用できるとなると、この文化も変わってくる可能性がある。これまでにも音声ファイルをブログに投稿することで、面識のない人々が共同で作曲をするというものもあった。Audioblogのようにアップロード作業が簡単になれば、鼻歌でメロディを創ったり、自由気ままにトラックバックでセッションをするという音楽性も考えられる。街頭から事件現場の模様を電話で生々しく投稿したり、あるいは単に音声でしか伝わらないジョークや変わった音を投稿するなど、新しい使い方が芽生えてくるに違いない。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.audioblog.com/home/news.htm


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/05/12 13:00

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