コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は18日、大量のゲーム画像を著作権者に無断でWebサイト上に掲載していた東京都の会社員の男性(26歳)を、福岡県警ハイテク犯罪対策プロジェクトと久留米警察署が同日、著作権法違反の疑いで逮捕したと発表した。
男性はゲームに関するニュースサイト「gameonline」の運営者で、ゲームソフトから取り込んだ静止画像やゲームメーカーのWebサイトに掲載されていた画像約2万枚を掲載していた。一部のメーカーからは許諾を得ていたが、他のメーカーについては許諾を求めていなかったという。
これに対して、ACCSの会員であるゲームソフトメーカーのSNKプレイモア、カプコン、スクウェア・エニックス、ナムコの4社が告訴。すでに4月に男性宅の家宅捜索が行なわれ、PCなどが押収されたことで、gameonlineは4月22日に閉鎖していた。逮捕された5月18日には、勤務先の家宅捜索も行なわれている。男性は無断で掲載したことについて、違法性を認識していたと供述しているという。
ACCSによれば、アダルトゲーム画像の無断掲載で逮捕された事例は過去にあったと聞いているものの、ACCSの会員企業が一般のゲームの画像について無断掲載で告訴するのは今回がはじめて。ゲーム画像を無断掲載している個人サイトなどが多くある中で、gameonlineを告訴したのは、「(無断掲載している画像が)大量だったのが最大の要因」だという。ACCSではソフトの著作権侵害行為について、「プログラムであれ、画像であれ、しかるべき対応をとる」スタンスだ。
関連情報
■URL
コンピュータソフトウェア著作権協会
http://www.accsjp.or.jp/main.html
( 永沢 茂 )
2004/05/18 13:53
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