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「Breeze」のサービス概要
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マクロメディアは、PowerPointファイルをFlashとして配信できるツール「Macromedia Breeze 日本語版」(以下、Breeze)を6月7日に発売する。Windows XP/2000/NT 4.0/Me/98SEに対応し、変換したコンテンツを閲覧するだけならMac OS X 10.1以降/9.2でも利用できる。対応するブラウザは、Internet Explorer 4.0以降、Netscape Navigator 4.0以降、Opera 7.0以降など。ライセンスサーバーとホスティングサービスを用意しており、価格は個別見積もりとなる。
Breezeは、Flashの技術を利用したソリューションで、Webプレゼンテーション用ツール「Breeze Presentation Platform」、オンラインミーティング用ツール「Breeze Live」が提供される。それぞれ個別に購入可能だ。また、Breeze Presentation Platformには、eラーニング用ツール「Breeze Training Module」も追加できる。なお、利用するには、それぞれの端末にBreezeとFlash Playerが導入されている必要がある。
Breeze Presentation Platformでは、PowerPointで作成したプレゼンテーションをFlashに変換して配信する。専用のPowerPoint用プラグインを利用することで、マイクを使ってナレーションも追加できる。また、Breeze Training Moduleを利用して、研修資料も作成できる。資料中に選択形式のテストを追加可能で、テスト結果を管理する機能も搭載している。
Breeze Liveは、ブラウザ上でオンラインミーティングができるツール。PowerPointなどで作成したファイルを共有し、閲覧中のファイルに書き込みも可能だ。市販のWebカメラにも対応し、テレビ会議もできるようになっている。なお、独自の通信プロトコルを使用しているが、「HTTPトンネリングなども活用し、ファイアウォールを越えて通信することもできる」としている。
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「Breeze Presentation Platform」のデモ。市販のWebカメラでテレビ会議ができる
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Excelも共有できる
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PowerPoint用のプラグインも提供
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オンラインミーティングの招待や、Webプレゼンテーションのお知らせはメールで行なう
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テストも作成可能だ
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テストの結果を管理できる
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マクロメディアの井上基代表取締役は、「Breezeは、“インスタントラーメン”と同じように、簡単にWebプレゼンテーションなどができることを狙った。そのために、標準的なプレゼンテーションソフト『PowerPoint』に対応した」という。また、田中章雄取締役CTOは、「これまでは、スキルアップのような長期わたるeラーニングを重視してきたが、Breezeを使うことで、商品知識レベルの簡単な研修もeラーニングが可能になる。また、社内告知などにも利用できる」としている。
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インスタントラーメンを手に持って、説明する井上基代表取締役
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田中章雄取締役CTO
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.macromedia.com/jp/macromedia/proom/pr/2004/breeze4.html
製品情報
http://www.macromedia.com/jp/software/breeze/
■関連記事
・ 米Macromedia、オンラインミーティングツール「Breeze Live」発表(2003/10/09)
( 鷹木 創 )
2004/05/18 15:53
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