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情報通信研究機構、UWBでDVD映像の無線伝送に成功


UWB無線通信装置
 情報通信研究機構(NICT)は18日、UWB(Ultra Wideband)による無線通信実験において、日本で初めて映像伝送に成功したと発表した。

 実験では、NICTが沖電気工業や三洋電機らと共同開発したUWB送受信モジュールを使用。このモジュールを搭載した無線装置で、320Mbpsのデータ伝送速度が得られることを確認した。さらに、この無線装置を用いてデータ伝送システムを構築し、DVD映像の伝送・再生に成功したという。NICTでは今回の実験により、デジタル家電やPAN(Personal Area Network)におけるUWBの実用性がより確かなものであることが確認されたとしている。

 なお、実験に用いたモジュールは、CMOS高周波集積回路(CMOS-MMIC)を搭載したもので、3~5GHzの周波数帯を利用して高速データ通信を行なう。すでに3月には有線での伝送特性評価で、320Mbpsのデータ伝送速度を達成していた。今回、無線においても有線と同等の速度が得られたことになる。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www2.nict.go.jp/pub/whatsnew/press/h16/040518-1/040518-1.html

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通信総合研究所、CMOS-MMICを搭載したUWB用伝送モジュール開発(2004/03/17)


( 永沢 茂 )
2004/05/18 20:11

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