米OmniTrust Security Systemsは、Webブラウザに表示した顧客情報などの漏洩を防ぐ法人向けソリューション「Webブラウザプロテクター」を発表した。漏洩を防ぎたいコンテンツを配信するWebサーバーとクライアントPCに、それぞれ専用プラグインをインストールして利用する。クライアントPCではWindows XP/2000/NT 4.0/Me/98SEに、サーバーではWindows XP Pro/2000 Server/NT 4.0、SPARC Solaris 8.x、RedHat Linux 7.3に対応する。
Webブラウザプロテクターは、HTMLや画像などWebサーバー上にあるコンテンツの二次利用を防ぐソリューション。コンテンツの印刷やコピー、保存を禁止する機能を搭載し、プリントスクリーンによる画面キャプチャーも禁止できる。静的なコンテンツだけでなく、顧客情報データベースなどの動的なコンテンツにも有効で、顧客情報や社内の機密情報などの流出も防止可能だ。なお、Webページの閲覧や、フィールドへデータ入力などは制限されないようになっている。
導入にはまず、専用のプラグインをWebサーバーにインストール。Webサーバーから暗号化したデータを配信し、クライアントPCでアクセスすると、暗号を解読するためのActiveXプラグインがクライアントPCに対して自動的にインストールされるという。
OmniTrustではこのほか、Web経由で配信されるPDFや「Microsoft Office」によるドキュメントなどの流出を防ぐ「Webコンテンツプロテクター」も提供する。
なお、国内販売はいずれも野村総合研究所が行なう。
関連情報
■URL
OmniTrust Security Systems(英文)
http://www.omnitrust.com/
( 鷹木 創 )
2004/05/26 12:43
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