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無線LANの15%が初歩的なセキュリティ機能を使用せず〜豪大学調査


 オーストラリアの7つの主要都市で行なわれた調査で、無線LANネットワークの約15%がSSIDもWEPも使用していないという実態が明らかになった。

 調査は南オーストラリア大学のEnterprise Security Management Laboratoryが実施したもの。アデレード、ブリスベン、キャンベラ、ホバート、メルボルン、パース、シドニーの都市部を車で回りながら無線LANを受信する方法で行なわれ、発見されたネットワーク729件が調査対象となった。

 その結果、26%が出荷状態のままのSSIDを使用。54%がWEPを使用しておらず、SSIDもWEPも使用していないネットワークも15.3%あった。都市別にみると、ホバートではSSIDもWEPも使用していないネットワークが24.1%あったのに対して、キャンベラは最も安全で、両方とも使用していなかったのは2.4%に止まった。

 この調査結果について、南オーストラリア大学で調査を行なう以前はタスマニア警察でサイバー犯罪を担当していたMathew Hannan氏は、「無線技術が安価になるに連れて、より多くの人が有線ソリューションの代替品として採用しつつつある。そういったユーザーの多くはセキュリティに関する知識が少なく、それだけに危険な無線ネットワークが増える可能性はより高くなる。ホームユーザーはテクノロジに引きつけられているのに、販売側はそのセキュリティリスクに関しても、そのネットワークを守るためにどうすればよいかという方法を知らせることについても十分に行なっているとは言えない」とコメントし、改善すべき点がメーカーなどの販売側にあることを指摘した。

 こうした安全対策が施されていない無線LANは重大なコンピュータ犯罪に悪用されたり、迷惑メールの発信元になるだけでなく、企業などから個人情報が盗まれる原因にもなっている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.unisa.edu.au/news/2004/280504.asp

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/05/31 13:18

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