京都地検は5月31日、ファイル交換ソフト「Winny」の開発者である東京大学助手の男性(47氏)を、著作権法違反ほう助の罪で起訴した。個々の証拠については公判の中で明らかにするとしているが、それらを総合した上で、47氏にほう助の意志があったと判断した模様だ。
47氏は、2002年5月にWinnyをリリース。その後、Winnyユーザーである群馬県高崎市の自営業男性と愛媛県松山市の無職男性が2003年9月、著作権者に無断でゲームソフトや映画を不特定のインターネットユーザーに送信できる状態にしていたのを手助けしたとされている。
Winnyユーザーの2人は2003年11月に京都府警らによって著作権法違反の疑いで逮捕されていた。47氏も2004年5月10日、同じく京都府警らよって著作権法違反ほう助の疑いで逮捕されていた。
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関連記事:本誌記事にみる「Winny」開発者逮捕へ至る経緯
http://internet.watch.impress.co.jp/static/index/2004/05/18/winny.htm
( 永沢 茂 )
2004/05/31 16:58
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