アークンは1日、WebサーバーやWebアプリケーションサーバーなど、Web関連サーバーを包括的に防御するソフト「SecureSphere バージョン2.0」を6月8日より販売開始すると発表した。価格は270万円から。
SecureSphereは米Imperva社が開発したソフトウェアで、WebサーバーとWebアプリケーションサーバー、データベースサーバーの3種類をあわせた「Webアプリケーション領域全体」を、包括的に保護するセキュリティ製品だ。Webサーバーだけでなく、データベースサーバーも保護できることから、内部攻撃者による情報漏洩や改ざんなども防げるとしている。
Imperva社は、政府機関を始めとした約300サイトに対してペネトレーションテストを実施し、Webアプリケーション領域の脆弱性を分析した。その結果、既知の攻撃からの脆弱性は全体の15%に過ぎず、未知の攻撃が85%だったことが判明し、SecureSphere開発に至ったという。
SecureSphereでは、HTTP、HTTPS、SQLのプロトコルを監視し、毎秒900件のリクエストや複数イベントを処理できる。防御・検出技術には、シグニチャ検出技術に加え、異常イベント検出技術、イベント相関処理、学習モードなどを搭載して防御を行なう。また、これの技術を組み合わせることによって、従来のIDSやIPS技術と比較して誤認識率が100分の1以下を達成したとしている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.ahkun.jp/company/news_press/download/p_ss_nr_20_sale.txt
( 大津 心 )
2004/06/01 16:54
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