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UDACコンソーシアム、PKIを採用した著作権保護技術の規格書を公開


 UDACコンソーシアムは1日、デジタル著作権保護技術「UDAC-MB(Universal Distribution with Access Control Media Base) V2技術規格書」を公開した。同コンソーシアムのWebサイトで閲覧できる。

 UDAC-MB V2は、公開鍵基盤(PKI)を採用したデジタル著作権保護技術(DRM)。公開された規格書は、プロトコルの仕様や実装にあたってのセキュリティ評価基準を示した「概要とDRM実装の手引き」、DRMモジュール間でのライセンス転送プロトコルとデータ形式を記した「DRMエンティティ間仮想プロトコル」など4つの文書で構成されている。

 このほか、コンテンツとライセンスを分離し、コンテンツそのものに対価を支払うのではなく利用頻度に応じて使用料を支払う基盤技術「超流通」に対応したコンテンツ形式「SCDF(Super Content Distribution Format) V2」の仕様も併せて公開。UDACコンソーシアムでは、UDAC-MB V2やSCDF V2といったプロトコルを実装すれば、インターネットを利用した各種コンテンツ配信などでコンテンツ保護技術を維持したまま、異なるDRM間で相互運用が可能になるという。


関連情報

URL
  UDACコンソーシアム
  http://www.udac-consortium.org/
  UDAC-MB V2技術規格書
  http://www.udac-consortium.org/open_spec/open_spec_j.html


( 鷹木 創 )
2004/06/01 19:19

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