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迷惑メールが「Yahoo.com」を詐称する大きな理由〜米Commtouch調査


 迷惑メール対策ソフト企業の米Commtouchは1日、同社のCommtouch Spam Detection Centerがまとめた迷惑メールに関する最新統計を発表した。

 それによると、5月に受信した迷惑メールでメールアドレスを詐称するために最も多く利用されていたドメインは「Yahoo.com」で、6.46%あったことが判明した。2位は「Hotmail.com」の4.81%、3位は「msn.com」の4.30%で、4位以下は2%を切っている。

 Yahoo.comの割合が大きいことには理由があるという。Commtouch上級副社長のAvner Amram氏は、「メールサーバーの多くは、メール受信者がシステムに存在することが認識されない場合には、SMTP受信セッションの最初にメールを受信する試みを拒絶する。Yahoo.comが使用しているメールサーバーは、この機能を受信セッションの最初でサポートせずに、最後で行なっている」とYahoo.comのシステムを説明する。

 一方、迷惑メール対策ソリューションの多くは、SMTPメールサーバーに対してメール送信者の正当性を確認し、確認できなければそのメールを迷惑メールと分類するようになってきている。しかし、Yahoo.comにはこの方法を適応できないという。「なぜなら、Yahoo.comからの正当な送信者は、メールの正当性を確認しようとしている間に迷惑メール対策ソリューションからテストメッセージを受け取ることになってしまうからだ」。

 Avner Amram氏は、「Yahoo.comのメールサーバーは、前述の機能をサポートしない唯一のドメインというわけではない。この機能をサポートしないドメインはほかにもたくさんあり、SMTPセッションの最後にすら行なわないものもある。Yahoo.comは、ユーザー数の意味で確かにその中で最大のドメインではある」と説明。Yahoo.comが迷惑メールに名前を悪用される原因を指摘した。

 このほか、Commtouchの調査結果からは、迷惑メールに含まれるURLの78%が中国にその起源発していることが判明。その数は4月に比べて7%増加している。2位の米国は10.10%、3位のブラジルは6.37%だった。

 迷惑メールの送信国別では米国が57.90%、韓国が8.95%、中国が6.90%と続き、日本は6位の2.12%であった。迷惑メールの数は毎月増え続けており、5月にはすべてのメールの69%が迷惑メールであったとCommtouchでは推定している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.commtouch.com/news/english/2004/pr_04060102.shtml
  ニュースリリース(英文)
  http://www.commtouch.com/news/english/2004/pr_04060101.shtml


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/06/02 12:31

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