迷惑メール対策大手の米Brightmailは8日、企業向けインスタントメッセージ(IM)技術を保有するIMlogicとFaceTime Communicationsとそれぞれ提携し、IMによる迷惑メッセージを阻止するソリューションに取り組むと発表した。
Brightmailでは、IMによる迷惑メッセージを、いわゆる迷惑メールの通称「SPAM」に対応して「SPIM(Spam over Instant Messaging)」と呼んでいる。SPIMは、IMや携帯電話のショートメッセージなどを利用したコミュニケーションを阻む障害になるとし、今回の提携によって、IMによる正常なコミュニケーションを守るという。
Brightmailは、IMlogicとの提携により、企業で使用しているIMに関してアプリケーションを問わず安全な通信の確保を目指す。また、IM機能を搭載する端末に対してもソリューションを提供する方針で、米国で流通しているカナダのResearch In Motion製携帯端末「BlackBerry」シリーズのような多機能携帯端末にも、IMの安全性を高めるソリューションを提供するという。FaceTimeとの提携では、金融分野におけるIMの利用時の迷惑メッセージ防止に注力するとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(IMlogicとの提携、英文)
http://www.brightmail.com/pressreleases/060804_pr1.html
ニュースリリース(FaceTimeとの提携、英文)
http://www.brightmail.com/pressreleases/060804_pr2.html
ニュースリリース(IM機能搭載端末にソリューション提供、英文)
http://www.brightmail.com/pressreleases/060804_pr3.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/06/09 12:11
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