米Xandrosは9日(米国時間)、Linux OSのデスクトップ版である「Xandros Desktop Operating System」の無償版「Open Circulation Edition」を発表した。個人の非商用目的に限り、同社Webサイト上からダウンロードできる。
Xandrosは、有償のLinuxのデスクトップOSとして「Delux Edition」と「Standard Edition」を販売しているが、今回の「Open Circulation Edition」はこれらの無償バージョンとなる。利用目的が個人の非商用に限られるほか、機能の一部が制限されているものの、有償版とほぼ同等の機能を利用可能だとしている。
Windows XPとのデュアルブート環境が構築可能で、Windowsネットワーク上でのファイル・プリンタ共有も行なえるという。また、無償版でも、オフィススイート製品「OpenOffice」や、Webブラウザ兼メールクライアントとして「Opera 7.50 Xandros版」、マルチメディアプレイヤーが付属しており利用可能だ。
また、Xandrosのユーザーフォーラムやソフトウェアの無償アップデートを利用できるという。ただし、メールによる無償サポートは受けることができないほか、CD-Rの書き込みが、利用するCD-Rドライブの最も遅い速度でしか書き込めないといった制限もある。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.xandros.com/news/press/release22.html
ダウンロードサイト(英文)
http://www.xandros.com/products/home/desktopoc/dsk_oc_intro.html
( 大津 心 )
2004/06/11 17:08
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