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無線LANがセキュリティ上の大問題に〜米Gartner


 米Gartnerは、2008年までに無線LANがセキュリティ上の大きな問題になるとの予測を発表した。2006年には無線LANへの不正アクセスの70%が、アクセスポイントとそれを利用するPCのクライアントソフトにおける設定ミスを利用したものになると予測している。

 会社のリソースを防御するためには、会社が認めていないアクセスポイントを従業員やハッカーが認識できなくすることや、アクセスポイントのセキュリティを高くする必要があるという。また、都心や複数のテナントが入居するビルのように電波が密集している環境の場合は、自社の従業員が他の会社のネットワークに対してアクセスできない設定にしなければならないとしている。

 具体的な対策として、効果は低いが安価で済むのは、ネットワークのパケットを検知する「スニファー」機能を搭載した携帯型の無線機器を購入し、無線LANネットワークの周辺を歩くことだという。GartnerフェローのJohn Pescatore副社長は、「“スニファー・ウォーク”で、無線LANの潜在的な問題を明らかにし、経営者側にセキュリティの問題を認識してもらうべきだ」と述べている。また、「スニファー・ウォークは調査として実施するのではなく、継続して実施するべきだ。ネットワークのモニタリングによって無線LANのアクティブなログを検知した場合は、不正な発信源を特定できるはずだ」としている。

 なお、費用はかかるが高セキュリティな対策としては、無線LAN用の不正侵入検知センサーを購入することを挙げた。Gartnerでは、「より効果的な対策を得たい場合は導入すべき」としている。

 「ハッカーは、アクセスポイント経由であろうと、ワークステーション経由であろうと会社の無線LANネットワークに侵入できる。無線LANの場合、一度でも侵入されれば、ネットワークのある場所にハッカーがいるのか、それともその周辺にいるのかわからないため、彼らを捜し出すことは難しい」とPescatore氏は語る。「賢いハッカーは、会社のネットワークに静かに侵入し、その結果、決して見つかることはないだろう」としている。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www3.gartner.com/5_about/press_releases/asset_88267_11.jsp


( 鷹木 創 )
2004/06/11 18:32

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