米セキュリティベンダーのeEye Digital Securityが、IE6で任意のコードを実行可能な脆弱性を回避するためのツールをダウンロード提供している。
この脆弱性はデンマークのセキュリティベンダーSecuniaが8日に発表していたもので、2種類の脆弱性を組み合わせることによってリモートから任意のコードを実行できる可能性があるという。マイクロソフトからはまだセキュリティ修正プログラム(パッチ)が提供されていないが、この脆弱性を悪用する方法がすでにインターネット上で公開されており、回避策として「アクティブスクリプトを無効にする」などの方法が紹介されていた。
eEye Digitalのツールは、これを実行するだけで簡単にレジストリキーからMIMEタイプ「application/hta」の削除などを行なえるプログラムで、これにより問題を回避できる。同社が9ヶ月ほど前に公開したものを再び提供することにしたという。
なお、同ツールでは、ツールの適用前の状態に設定を戻す機能も用意されている。eEye Digitalでは、マイクロソフトから公式なパッチが出された後に、適用前の状態に戻すことを推奨している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.eeye.com/html/research/alerts/AL20040610.html
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・ IE6に任意のコードが実行可能な脆弱性、すでに悪用法が公開されている(2004/06/09)
( 永沢 茂 )
2004/06/14 21:09
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