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「セキュリティキャンプ2004」のWebサイト。開催要項や募集条件などが説明されている
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経済産業省と財団法人日本情報処理開発協会(JIPDEC)は、満20歳未満を対象としたセキュリティを学ぶ合宿「セキュリティキャンプ2004」を8月3日から7日までの5日間実施すると発表した。募集人数は30人で、締切は7月7日。
経産省は、2003年に高校生や専門学校生同士がセキュリティ技術を競う「セキュリティ甲子園」を開催する予定だった。しかし、一部で「セキュリティ技術の不正利用の側面を強調した理解や、犯罪の誘発を懸念する受け止め方がなされる」などの誤解が生じたことから、“本来の趣旨に即していない”という判断で1年間の開催延期を発表していた。
今回のセキュリティキャンプ2004では、「若年層の情報セキュリティ意識の向上と優れたセキュリティ人材の発掘と育成」「セキュリティに関する法律やモラルについて具体的事例を元に理解を深める」「セキュリティ活動における協調作業の重要性の認識を深める」「セキュリティに関して国際的に通用する優秀な人材を早期に発掘・育成する」といった目的で開催が決定された。
キャンプでは、株式会社ラックの三輪信雄社長を委員長とした実行委員を中心に、特別講師を招いた講義を行なうとしている。具体的には、セキュアなWebサイトの構築やウイルスが蔓延したネットワークの復旧作業などの実習も行なうという。
参加するには、「日本国内に居住し、2005年3月31日時点において満20歳未満」「個人で自宅と会場の往復ができる」などの条件を満たせば応募が可能だ。応募後、書類審査を経て参加通知が行なわれるという。
関連情報
■URL
セキュリティキャンプ2004
http://www.jipdec.jp/camp/
関連記事:経産省、高校・高専・専門学校生を対象にした「セキュリティ甲子園」開催
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0703/kousien.htm
関連記事:経産省、8月開催予定の「セキュリティ甲子園」を1年間延期
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0725/koushien.htm
( 大津 心 )
2004/06/16 13:05
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