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著しい被害を受けたのは顧客の1%未満〜米Akamaiが15日のDDoS攻撃を説明


 コンテンツ配信サービスの米Akamai Technologiesは16日、米国時間の15日に同社のネットワークを攻撃し、Yahoo!やGoogleなどメジャーなWebサイトをアクセス不能に陥らせたDDoS攻撃について公式にコメントを発表した。攻撃によって顧客に与えた不都合に対して「遺憾の意」を表わし、今後とも顧客と自社を守るために必要な手段を取り続けるとしている。

 Akamaiによると、攻撃は米国東部時間の6月15日午前8時30分から10時45分にかけて発生し、Akamaiの顧客Webサイトを標的にした非常に洗練された大規模な攻撃だったことを認めた。しかしながら、被害の程度は先日報じられた「サードパーティWebサイト計測サービス」(英Netcraftを指しているものと思われる)と異なると指摘している。

 Akamaiが確認しているのは、同社顧客の4%がDNS解決に不都合があったこと、顧客の2%が目立った影響を受けたこと、Webサイト利用者の20%以上に著しい影響を与えるほどの被害を受けたのはAkamai顧客の1%に満たなかったことだという。この数字は、Akamaiの長期契約顧客にあたる1,100社の顧客統計をもとに算出されたものだ。

 Akamaiでは、サードパーティWebサイト計測サービスはこうした状況が発生すると攻撃規模を過大評価しがちである理由について、プライベートネームサーバーを利用していることを挙げている。これらプライベートネームサーバーは実際のエンドユーザーにトラフィックを供給しておらず、その1つがサイトにアクセスできなかったりDNS解決が即座にできないと、Webサイト計測サービスはそのサイトがダウンしていると判断するだろう。しかし、実際のエンドユーザーはパブリックネームサーバーを使っており、そのうち1つでも名前解決に成功すれば、その情報は数千のエンドユーザーに共有され、Webサイトにアクセスできるようになる。そのため、Akamaiに対する今回の攻撃途中でも多くのユーザーはWebコンテンツにアクセスできた。

 今回の攻撃時には、Akamaiの自動監視システムが直ちに探知し、Akamaiの社員が顧客と協力して攻撃に対処し、攻撃源を封鎖した。現在、Akamaiは米国の司法機関と連携して攻撃の詳細について捜査している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.akamai.com/en/html/about/press/press459.html

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Yahoo!やGoogleが一時アクセス困難に〜AkamaiのDNSにDDoS攻撃(2004/06/16)


( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/06/17 12:37

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