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NEDOパビリオンの愛称やロゴマークなど
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パビリオンのイメージ
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独立行政法人産業技術総合開発機構(NEDO)は17日、2005年3月から9月にかけて愛知県で開催される「2005年日本国際博覧会」(愛称:愛・地球博)に、実用化を目指す次世代ロボット100台などを出展すると発表した。NEDOの国際博覧会参加は今回が初めて。出展に関する総事業費は150億円に達するという。
発表によれば、NEDOのパビリオン(愛称:NEDO Technorium)では、2010年ごろに市場に出回ることが予想される、人間とともに仕事ができる実用ロボット5タイプを出展。日本語や英語、中国語など4カ国語を話せる「接客ロボット」、RFIDや顔認証技術を利用して子供を認識し、あやすことができる「チャイルドケアロボット」、床掃除やゴミ箱をつかむことができる「掃除ロボット」、会場を警備する「警備ロボット」、GPSやRFIDを搭載し、自律走行可能な「インテリジェント車椅子」を出展し、掃除ロボットや警備ロボットは愛・地球博会場でも実験的に利用されるという。
また、2020年ごろの実用化を目指すプロトタイプロボットも63テーマにわたって出展。部屋自体がロボットとして機能するという「ロボットルーム」、介護用に人間が装着する「マッスルスーツ」、芸能事務所と提携して開発しているという「漫才ロボット」、時速160kmの直球を打ち返す「ICHIROロボット」などを出展する予定だとしており、実用・プロトタイプ合わせて100台前後のロボットが出展される見込みだ。
記者発表会では、プロトタイプのロボット映像を披露。大阪大学大学院工学研究科知能・機能創成工学専攻の石黒浩教授らによるアンドロイド「Repliee Q1」、独立行政法人産業技術総合研究所知能システム研究部門分散システムデザイン研究グループの黒川治久グループ長らによる、場所に応じて変形する「構造可変モジュール型ロボット」、奈良先端科学技術大学院大学情報科学研究科の松本吉央助教授らによる人間と音声会話できるロボットなどが紹介された。
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アンドロイド「Repliee Q1」
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滑らかな動きを見せた
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「構造可変モジュール型ロボット」。四足歩行で障害物に向かう
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障害物を検知し、本体の変形が始まる
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尺取り虫のように、障害物をくぐり抜けた
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人間と音声会話ができるロボット
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会話の受け答えができる
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動作を伴った受け答えも可能だ
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NEDO企画調整部企画調整課の安永裕幸課長は、会場に出展するロボットについて、「現在、ロボット運用のための安全基準を策定しているところで、会場では来場者が実際にロボットに触れられるようにする予定だ」という。また、「工業用ロボット分野では日本は世界一。今後は人間とのコミュニケーション能力を高めた家庭用ロボットに注力したい」と述べている。
NEDOの光川寛副理事長は、愛・地球博への出展目的について「次代を担う子供たちに科学技術がもたらす驚きや感動を体感してもらいたい。自信を失っているといわれる大人も日本の素晴らしい技術を知って欲しい。また、海外からの来場者にもアピールしていきたい」と意欲を語った。今後も定期的に愛・地球博への取り組みに関して進捗状況を発表するとしている。
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企画調整部企画調整課の安永裕幸課長
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光川寛副理事長
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なお、NEDOのパビリオンではこのほか、自動車や携帯電話に搭載可能な燃料電池や、障害者向けITSなどを展示。政府パビリオンに電源を供給するための太陽電池や、省エネルギー型排水処理技術、光触媒による放熱部材なども出展する予定だ。
関連情報
■URL
NEDO Technorium
http://www.nedoexpo2005.jp/
愛・地球博
http://www.expo2005.or.jp/
( 鷹木 創 )
2004/06/17 20:16
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