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対話機能では、RSSリーダーと連携させ、ニュースの話題で会話することも可能
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プラエセンス株式会社は、デスクトップに常駐するアニメや実写のキャラクターがニュースなどを伝えてくれるサービス「Chararina」を7月1日から提供する。現行のプッシュ型情報配信サービス「ペルソナウェア」を強化したもので、RSSリーダーやキャラクターと対話できる機能を新たに搭載した。Windows XP/2000/Me/98SE/98に対応する。
Chararinaは、無料の本体プログラムと、月額315円で提供されるキャラクターごとのプログラムデータをダウンロードすることで利用できる。ユーザーがあらかじめ設定したキーワードに基づいてプッシュ配信される情報や、RSSリーダーで取得したニュースの見出しを表示したり、キャラクターに読み上げてもらうことが可能だ。振る舞いはキャラクターごとに異なり、音声による起動・終了時のあいさつや季節のメッセージを話す機能もある。また、継続利用者に対して2カ月ごとに衣装データを配布し、パーツごとに着せ替えさせられるようにしたり、キャラクターを育成できるなどのオプション機能を備えたキャラクターもあるという。
キャラクターデータは、ペルソナウェアで提供していた「春菜四姉妹」「あつがりさん」などのキャラクターを継承し、Chararina用にバージョンアップしたものを用意する。新たにサーバー側に文章解析エンジンが用意され、ユーザーが入力したテキストに対して関連した話題で話しかけてくる対話機能が追加された。また、キャラクターの表現力も向上しているという。
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「春菜四姉妹」の長女・春菜(はるな)
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次女の絢夏(あやか)
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三女の観秋(みあき)
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末っ子の冬音(ふゆね)
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なお、ペルソナウェアでは、プラエセンスが提供する有料キャラクターのほか、無料配布しているツールで作成されたオリジナルキャラクターも個人によって配布されていたという。Chararinaの本体プログラムは上位互換のため、これらペルソナウェア用のキャラクターデータも使用できるが、その場合は対話などの新機能は楽しめない。
プラエセンスでは個人向けのサービスのほか、企業向けにオリジナルのキャラクターデータをオーサリングするサービスも展開する。例えばアニメやゲームなど、企業が商品として保有しているキャラクターをChararinaのキャラクターデータに加工して配布することで、広告やキャンペーンに活用できるとしている。プッシュ配信したい情報を、企業側であらかじめキャラクターデータに設定しておくことが可能だ。オーサリング料金は40~70万円程度。これまで、「オートバックスドットコム」の会員向けサービスや日動火災の期間限定キャンペーンでペルソナウェアが採用された実績があるという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.praesens.co.jp/news/Chararina_2004_06.pdf
ペルソナウェア
http://www.praesens.co.jp/pws/
( 永沢 茂 )
2004/06/23 21:20
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