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マイクロソフトMSN事業部コミュニケーションサービスグループの佐藤秀一シニアプロダクトマネージャ
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マイクロソフト執行役MSN事業部の塚本良江部長
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マイクロソフトは、同社の提供するWebメールサービス「MSN Hotmail」の機能を強化すると発表した。7月以降、ウイルス駆除機能や容量拡大など順次行なっていく。
今回の機能強化では、7月上旬からウイルスメールの駆除機能を追加。Hotmailで送受信されるメールをスキャンして、ウイルスが添付したメールを自動的に削除する。なお、「ウイルスメールを駆除するプログラムには、マカフィを利用している」(マイクロソフトMSN事業部コミュニケーションサービスグループの佐藤秀一シニアプロダクトマネージャ)という。差出人を詐称したメールを防ぐための仕様「Caller ID」については、「技術的には準備できているが、実装までにはもうしばらく時間がかかる」としている。
また、メールボックスの容量も2004年夏以降順次拡大する。無料版では現行の2MBから250MBに、有料版では10MBから2GBに拡大。メール1通ごとの添付ファイル容量も、無料版で最大10MB、有料版では最大20MBに拡大されている。
機能強化にあわせて、有料版の名称を「Hotmail 追加容量サービス」から「Hotmail Plus」に変更。利用料は従来通り年額2,520円で、現行ユーザーは自動的にHotmail Plusに移行される。なお、有料版の申し込みから1カ月以内であれば、申し込み取り消し時の返金に応じるという。
マイクロソフト執行役MSN事業部の塚本良江部長は、「他社サービスとの競争も意識した」とした上で、「ブロードバンドの進展と、オンライン上での安全性が重視されるようになったことが、容量拡大とウイルスメール駆除機能という今回の機能拡張に結びついた」とコメント。「現状でHotmailのアクティブユーザーは国内で約490万人。これは国内最大規模。今後も国内最大を目指す」としている。
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Webメールの市場動向。インターネットユーザー総数に、Webメールユーザー数が近づいている
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現状のサービスに対しては、迷惑メール対策、容量追加などの要望が多かったという
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関連情報
■URL
MSN
http://www.msn.co.jp/
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( 鷹木 創 )
2004/06/24 14:56
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