米AOLは現地時間の23日、米連邦警察が同社元従業員を顧客のメールアドレスなど個人情報を盗んだなどの疑いで逮捕したと発表した。一部報道によると9,200万件のメールアドレスが流出したとされているが、AOLでは流出件数を明らかにしていない。なお、この元従業員はすでに懲戒免職処分になっている。
AOLでは、2004年初頭から大手スパムメール業者を相手に訴訟を起こしていた。起訴に関する取り調べで、AOL従業員(当時)が顧客のIDやメールアドレスなどのリストを2003年に盗み出していたことが発覚。スパムメールの送信に利用していたという。AOLでは盗まれた情報の詳細を明らかにしていないが、クレジットカードの番号やパスワードは含まれていなかったとしている。
なお、AOLジャパンでは、日本人の顧客情報について「データは米国で管理していた」とコメント。「詳細については現在調査中だが、日本のユーザーについても流出している可能性を否定できない」としている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://media.aoltimewarner.com/media/newmedia/cb_press_view.cfm?release_num=55254060
( 鷹木 創 )
2004/06/24 17:02
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