JSATは、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)と協力して通信衛星からウイルス対策ソフトの定義ファイルを一斉配信する法人向けサービス「サイバーセキュリティネットサービス(仮称)」を2004年末をめどに開始することを明らかにした。インターネットではなく衛星通信を利用することで、ウイルス感染の二次被害を防ぎ、全国の事業所に一斉に定義ファイル送信できるという。
サイバーセキュリティネットサービスでは、企業の各事業所にパラボナアンテナと接続したサーバーを設置。NTT Comのサーバーから通信衛星経由でウイルス対策ソフトに応じた定義ファイルを配信する。対応するウイルス対策ソフトは未定だが、JSATによれば「現在大手セキュリティベンダーと交渉をしており、通常使用しているウイルス対策ソフトであれば利用できる見込みだ」という。
利用料についての詳細は未定。サーバーへの配信料が事業所あたり月額1万円程度になる見込み、システム構築費なども必要になる可能性があるとしている。
関連情報
■URL
JSAT
http://www.jsat.net/
NTTコミュニケーションズ
http://www.ntt.com/
( 鷹木 創 )
2004/06/29 18:42
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