Mozilla Foundation、米Adobe Systems、米Apple Computer、米Macromedia、ノルウェーのOpera、米Sun Microsystemsは6月30日、Webブラウザプラグインの新しい規格を共同開発し、オープンソースライセンスで公開することで合意したと発表した。
現在、Flash、Shockwave、QuickTime、Javaなどのプラグインが利用されているが、新たにスクリプト可能なプラグインAPIを使用することで、スクリプトを使ってプラグインを操作できるようになる。例えば、ブティックのネットショップでFlash動画を使って服を表示しているときに、Flashの中で服の色の組み合わせを変えていくと同時に関連するページの価格表が自動的に計算されるといったページを作ることが可能になる。こうした仕組みによってブラウザに表示される情報がより豊かになり、マルチメディアの利用が進むことが期待される。
スクリプト可能なプラグインAPIは、Mozilla Foundationと各社の協力によって開発が進められる。基本的には現在使われているNetscape Plugin API(NPAPI)を拡張する方向だ。このAPIは、Mozilla FirefoxとMozilla 1.xインターネットスイートの次期バージョンにも搭載される。また、AppleやOperaも賛同していることから、業界規格として公開された暁にはSafariやOperaにも搭載される予定だ。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.mozilla.org/press/mozilla-2004-06-30.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/07/01 11:48
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