米Cisco Systemsは1日、同社の「Cisco CRS-1」が世界最大容量のインターネットルータとしてギネスブック(Guinness World Records)に登録されたと発表した。ネットワーク技術としてギネスブックに登録されるのはこれが初めて。
CRS-1は2004年5月に発表され、スループットは92兆bpsと、現在入手可能なルータの約100倍の容量を誇っている。通信キャリアがIPネットワーク上で音ビデオオンデマンドやオンラインゲーム、リアルタイム双方向サービスなど、大規模な広帯域アプリケーションを開発するのに向いている。
Ciscoでは、CRS-1の性能を示すためのさまざまなデータを挙げている。例えば、「10億人がリアルタイムの音声チャット行ないながらオンラインゲームに参加できる」「1万2,415人が同時に7.4GBの映画を1秒でダウンロードできる」「地球上の全人口がVoIP技術で同時に電話できる」という。
Guiness World Recordsの科学・テクノロジー担当編集者であるDavid Hawksett氏は、「世界が技術的に進歩するにつれて、革新が世界的な通信を革命的に変えることを認識するのは重要なことだ。我々は数字を見たときに、Cisco Systemsとネットワーク技術の偉大な成果を評価するための全く新しいカテゴリーを喜んで作ることにした」とコメントしている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://newsroom.cisco.com/dlls/2004/prod_070104.html
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2004/07/02 11:37
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