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フレッツ向けの多チャンネル放送とVODサービス「4th MEDIA」

~対応ISPはぷらら、BIGLOBE、@nifty、hi-ho、So-net

発表会場ではデモンストレーションも行なわれた
 オンラインティーヴィ(OLTV)とぷららネットワークスは、フレッツ向けの多チャンネル放送およびVODサービス「4th MEDIAサービス」を7月8日より開始する。月額料金はレギュラープランが2,415円で、このほかサービスに利用する端末が別途必要。ISPはぷららのほか、BIGLOBE、@nifty、hi-ho、So-netが対応する。

 4th MEDIAサービスは、2003年8月から10月にかけて行なわれていたモニター試験を正式サービス化したもの。ぷららが構築したプラットフォーム「4th MEDIA」を利用して多チャンネル放送およびVODサービスを提供する。

 正式サービスでは、4th MEDIAのネットワークがIPv4からIPv6へ変更された。試験サービス時はインターネット接続とは別にPPPoEセッションを1セッション利用して4th MEDIAへ接続していたが、正式サービスではNTT東日本のIPv6サービス「FLET'S.Net」を利用する。このためサービス提供エリアは現在のところNTT東日本エリアに限られる。また、試験サービスでは高画質用にMPEG-2、標準画質用にMPEG-4を採用していたが、正式サービスでは高画質、標準画質ともにMPEG-2を採用する。


● 月額料金はレギュラープランで2,415円。STBは別途購入

 サービスの対象はNTT東日本のフレッツ・ADSLまたはBフレッツを利用しており、ぷらら、BIGLOBE、@nifty、hi-hoのいずれかのプロバイダーに加入しているユーザー。なお、So-netも準備が整い次第4th MEDIAに対応する予定。また、4th MEDIAに加えて「FLET'S.Net」の契約が必要なほか、実効2.5Mbps以上のスループットが確保できることが利用条件になる。FLET'S.Netの利用料金は月額315円から。

 料金は初期費用が5,229円で、多チャンネル放送とVODサービスが利用できる「レギュラープラン」が月額2,415円、VODサービスのみ利用できる「ライトプラン」が577円。VODコンテンツは基本料金のみで月2作品まで視聴可能で、3作目以降は新作が420円、旧作が315円。購入から24時間視聴できる。

 なお、4th MEDIAを利用に必要なセットトップボックス(STB)は、4th MEDIAサービスの月額料金とは別に用意する必要がある。サービス開始当初はSTBのレンタル提供は行なわれず、購入価格は26,250円から。なお、キャンペーンとしてレギュラープラン、ライトプランともに月額料金が9月末まで無料になるほか、ライトプランは10月から12月まで399円で利用できる。また、ぷらら、BIGLOBEはSTBを半額の15,750円で販売するほか、hi-hoは先着100名にSTBを無料で提供する。


サービス概要 料金体系

● バンダイチャンネルやトレソーラの配信も予定

プラットフォームの概要
 多チャンネル放送、VODサービスともに約4.2Mbpsの高画質モード、約2.5Mbpsの標準画質モードの2種類が用意される。機能面では角川インタラクティブメディア提供のEPGが利用できるほか、視聴年齢制限機能、著作権保護技術のマクロビジョンをサポート。米国商務省が採用する暗号方式「Rijindael(レインドール)」を採用し、暗号キーを10分ごとに変更するといったセキュリティ対策が行なわれている。

 多チャンネル放送は、レギュラープランで視聴できるベーシックTVサービスが30チャンネル、735円~3,150円の追加料金が必要なプレミアムTVサービスが10チャンネル。VODコンテンツはワーナー エンターテイメント ジャパンやソニー・ピクチャーズエンタテインメントといった映画作品やカラオケサービス、成人向けコンテンツなどを用意する。

 他サービスとの差別化として、セリエAの国内におけるIPベースでのSTB向け独占的配信権を3年半に渡って取得。セリエAの各節4試合以上の試合映像を配信する。また、8月1日からはテレビ番組の再配信サービス「トレソーラ」を開始するほか、バンダイチャンネルのVODコンテンツも提供される予定。

 なお、VODコンテンツのうち人気の高い一部の新作は、一定の時刻から視聴できる「ループ」方式で配信される。人気作品は配信開始当初からアクセスが集中し、ネットワーク管理が難しくなるための対策で、当初は決められた時刻からマルチキャストで配信、アクセス数が緩やかになった段階でVOD配信へ以降する仕組み。ループで配信されるコンテンツはレギュラープランでのみ視聴できる。

 多チャンネル放送はCS放送をアンテナ経由で受信してからリアルタイムエンコードで配信する方法と、地上のネットワークを経由して配信する2通りの方法を使用する。スポーツ中継など動きの激しく広帯域が必要な番組については、地上ネットワークを利用するといった使い分けがなされている。また、配信帯域も番組の特性に応じて調整しているという。


多チャンネル放送はアンテナ経由と地上ネットワーク経由の2通り 4th MEDIAで採用するセキュリティシステムの概要

● ブロードバンドの定番サービスを目指す

左からOLTVの竹岡哲朗代表取締役、ぷららネットワークスの板東浩二代表取締役社長、OLTVの米澤稔経営企画部長、ぷららネットワークスの中岡聡サービス企画部長
 OLTVの竹岡哲朗代表取締役は、「モニター試験の1,300世帯にには“気軽に見られて設置が簡単”などおしなべて好評で、これはいけるんじゃないかと思った」とコメント。「1,500万世帯のブロードバンド環境の中において定番サービスとなれるよう頑張っていきたい」との意気込みを示した。

 ぷららネットワークスの板東浩二代表取締役社長は、「ぷららのブロードバンド会員数は春に100万人を突破しており、他のプロバイダーもブロードバンド会員数が伸びている」とコメント。ブロードバンドならではの映像サービスなどの期待が高まっていくなかで、「ぷららとしても接続サービスだけではなく、付加価値の高いサービスを提供していきたい」と語った。

 正式サービス時でIPv6を採用した点についてぷららの中岡聡サービス企画部長は「IPv4ではIPアドレスに限りがあるが、IPv6であれば端末ごとにネットワークを生成できるため運用面でメリットがある」と説明。「端末ごとに認証ができるIPv6であれば、STBを追加した場合は料金を半額にするといったサービスが提供できる」とした。なお、NTT西日本ではIPv6サービスが現在提供されていないため4th MEDIAが利用できないが、「できれば西日本全域でも同様のサービスを展開していきたい」とした。


ぷらら提供の「Plala.TV on 4th MEDIA」TOP画面 レギュラープランで視聴できるベーシックチャンネル

ベーシックチャンネルの再生デモ VODサービスのTOP画面

VODコンテンツの「マトリックス レボリューションズ」再生画面。早送りや巻き戻し、スロー再生も可能 VODコンテンツはタイトルやジャンルで検索できる

沖電気工業製のSTB「StreamingPlayer」 StreamingPlayerのリモコン

StreamingPlayerの背面 提供予定の住友電工ネットワークス製STB「StreamCruiser」

4th MEDIAの多チャンネル放送サービス
ベーシックTVサービス   プレミアムTVサービス
ショップチャンネル FOX NEWS CHANNEL*
ムービープラス* スター・チャンネル*
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スポーツ・アイESPN
*は、7月8日時点ではサービスを開始せず、順次サービスが予定されるチャンネル

4th MEDIAにVODコンテンツを提供する事業者
ワーナー エンターテイメント ジャパン
ブエナ・ビスタ インターナショナル ジャパン
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
アスミック・エース エンタテインメント
アルゴ・ピクチャーズ
GP・Gate
エプコット
ギャガ・コミュニケーションズ
日本ヘラルド映画
角川映画
虫プロダクション
東芝エンタテインメント
東宝東和
イエス・ビジョンズ
タイトー(カラオケサービス)
宝島ワンダーネット(成人向けコンテンツ)
トレソーラ
バンダイチャンネル
ジュピター・プログラミング(イタリア・セリエA)


関連情報

■URL
  ニュースリリース
  http://www.plala.or.jp/access/living/releases/nr04_jul/0040708_1.html
  Plala.TV on 4th MEDIA
  http://plala.tv/4media/
  BIGLOBE.TV on 4th MEDIA
  http://bbtv.biglobe.ne.jp/4md/
  @niftyTV on 4th MEDIA
  http://www.nifty.com/tv/
  hi-ho.TV on 4th MEDIA
  http://home.hi-ho.ne.jp/4th/
  関連記事:NTT東、4th MEDIAに対応したSTB「Picture Mate 100」[BroadBand Watch]
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/5906.html

■関連記事
・ ぷらら、BIGLOBE、@niftyが多チャンネルおよびVOD映像配信サービス(2003/08/04)


( 甲斐祐樹 )
2004/07/08 19:59

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