佐川急便は8日、全国の20~50代の男女400人を対象とした「宅配便に関する意識調査」の結果を公表した。インターネットを利用したアンケート調査によるもので、宅配便の発送個数は年間平均11.4個、受取個数は18.8個。受け取る機会として最も多いのはインターネットショッピングや通信販売によるもので、通信販売の利用率はカタログ販売が86.8%、インターネットショッピングが94.8%などとなっている。
調査によれば、昨年1年間に宅配便を出したことがあると答えた人は93.2%、受け取ったことがあると答えた人は99.5%に上る。宅配便を出した場面として最も多かったのは「家族・友人との荷物の受け渡し」(64.6%)、受け取った場面では「インターネットショッピングや通信販売等」(65.0%)が最も多く、受け取った荷物はどちらも「食品」がトップとなっている。
通信販売に関する調査では、利用頻度は「年に2回~5回未満」が34.0%と最も多く、「年に5回~10回未満」(25.5%)、「年に1回程度」(16.5%)」と続く。通信販売による購入金額は年間平均で約98,900円、1回あたりの平均購入額は約12,200円となっている。通信販売を年に1回以上利用したという回答は、カタログ通販が86.8%、テレビショッピングが40.8%、インターネットショッピングが94.8%。この調査がインターネットを利用して行なわれた点を考慮する必要はあるが、インターネットショッピングが極めて高い利用率となっている。
通信販売の決済方法として最も必要だと思う要素については、「安全性」が63.0%と圧倒的に高く、インターネットショッピングの利用に関しては、「クレジットカード決済に伴うセキュリティ」(66.9%)、「ネット上での情報漏洩」(67.2%)を不安要素として挙げている。
便利だと思う宅配便関連サービスは、「時間帯指定サービス」が84.0%と圧倒的に高く、以下「インターネット・携帯電話での配送状況確認サービス」(53.5%)、「クール便」(51.8%)、「代金引換サービス」(37.3%)と続く。また、現在の宅配便については「満足している」という回答が77.8%となっている。
関連情報
■URL
佐川急便
http://www.sagawa-exp.co.jp/
( 三柳英樹 )
2004/07/09 16:37
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