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左からW21SA、W21S、W21K
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au商品企画本部長の牧俊夫執行役員
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KDDIおよび沖縄セルラーは、メガピクセルカメラを搭載し、ドラクエやFFなど最大600KBの大容量のEZアプリ(BREW)や、Flashコンテンツなどに対応したCDMA 1X WIN端末「W21SA」「W21S」「W21K」の3機種を7月下旬より順次発売する。
KDDIでは新端末の発表会を開催し、au商品企画本部長の牧俊夫執行役員が新機種のコンセプトなどを説明。現在auが提供している「CDMA2000 1x」と「CDMA 1X WIN」の位置付けについては、基本的に1X WINがハイエンド、CDMA2000 1xがスタンダードという切り分けを示した。
CDMA2000 1xとCDMA 1X WINにおける有料コンテンツの利用動向では、CDMA2000 1xで有料コンテンツ利用者の平均利用額は月720円、1X WINでは平均月1,510円となっており、利用額は2倍強。パケット定額制によってコンテンツ利用が促進された形だ。
また、6月までにおける1X WIN対応端末の販売台数が60万台弱であったこと、新端末登場などによって今年度末には300万台を目標にすることを明らかにした。
牧氏は、今回の新機種投入に合わせてスタートする新サービスおよび新機能では、ポイントは5つにまとめられるとした。「ARM9ベースの最新チップセット(MSM6500)」「BREWへの対応」「Flash対応」「外部メモリセキュア対応」そして「USB.1.1対応」だ。
最新チップセットの搭載は、全体的な処理能力の向上をもたらし、最大600KBのBREWアプリやFlashへの対応も新型チップセットによって、快適な操作感を実現したという。またFlash導入は、EZwebのポータル画面の使い勝手や表現力の向上を目的としたものだという。
また、外部メモリカードに著作権保護技術を連動させたことで、ユーザーが購入したコンテンツを外部メモリカードに保存し、新機種に変更した際にも外部メモリカード経由で継続して楽しむことを可能にした。仕組みとしては、SDカードやメモリースティックそれぞれの著作権管理技術をベースに、さらに電話番号と紐付けられているため、機種変更で同じ電話番号を使う場合のみ保存コンテンツを移行できる形になる。
このほか、従来の1X WIN端末では対応していなかったEZナビウォークにも今回の端末で対応。一部機種で「ステレオツインスピーカー」を搭載するのに合わせ、「着うた」でステレオ再生に対応するとともに、ファイル形式をMP3からAACコーデックに変更。サンプリングレートも向上するなど高音質化を図るという。
今回発表となった各端末の位置付けは、「W21SA」がエンターテイメント重視の高機能端末、「W21S」がエンターテイメントと実用を備えた高機能端末、「W21K」が実用、エンターテイメント、経済性を兼ね備えた端末だとしている。
三洋電機製の新端末「W21SA」は、200万画素のオートフォーカス対応CCDカメラを搭載し、録音機能付きのFMラジオチューナー、TV出力機能、ICレコーダー機能、OCR英語辞書機能を搭載。
ソニー・エリクソン製の「W21S」は、ステレオスピーカーを採用、130万画素のCCDカメラ、TVリモコンにもなる赤外線機能を搭載。外部メモリはメモリースティックDuoに対応し、USBケーブルによる高速データ通信が可能だ。
京セラ製「W21K」は、131万画素のCMOSカメラを採用し、文字を拡大表示するでか文字モードを搭載し、USBケーブルによる高速データ通信に対応する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.kddi.com/corporate/news_release/2004/0712/
( 関口 聖 )
2004/07/12 20:40
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