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PFU、エージェントインストール不要の検疫と認証を組み合わせたサービス


 株式会社PFUは13日、企業のセキュリティポリシーに適合しないPCの接続を拒否する「PFU 検疫ネットワークシステム」の販売を開始すると発表した。

 検疫ネットワークシステムは、Windowsのパッチ未適用、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを更新していない、など“社内のセキュリティポリシーに反する”場合、社内ネットワークへの接続を拒否し、社内へのウイルス感染などを防ぐことが目的のシステムだ。

 米Top Layer Networks社製のネットワーク認証機器「Secure Controller」と組み合わせることによって、“ZONE認証”という独自方式の認証機能も提供する。また、検疫は、Internet Explorer(IE)経由のActiveXコントロールを利用して行なうため、特別なエージェントソフトをクライアントPCにインストールする必要がない点も特徴だ。

 具体的に、クライアントPCが社内ネットワークに接続すると、まずSecure Controllerに接続し、IE経由でIDとパスワードによる認証を行なう。この時点で検疫も行ない、セキュリティポリシーに適したPCだけが社内ネットワークに接続できる仕組みだ。ポリシーに反している場合には、WindowsUpdateのWebサイトやウイルス対策ベンダー各社のWebサイトへのみアクセスできるようにし、それぞれ適用するまで社内へ接続できなくする。

 また、Secure Controllerで各ユーザーごとにアクセス制御ができるため、検疫や認証だけではなく、平社員にはDBアクセス権限を与えない、などの各種アクセス権限設定が可能。情報漏洩対策にも有効だという。クライアント側の対応OSは、Windows Server 2003/XP/2000/NT 4.0/Me/98。

 PFUは、24時間365日のオンサイト保守管理サービスや構築サービスなどをオプションで提供するほか、最新のパッチ情報やウイルス定義ファイル情報を“検索辞書配布”という独自のパターンファイルとして配信する作業も担っている。

 価格は基本的に個別見積りだが、最小構成の場合で1,000クライアント規模でシステムが840万円。運用サービスが年額210万円から。


検疫ポリシーの設定画面 セキュリティ修正プログラム適用への誘導画面

関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.pfu.fujitsu.com/topics/new040713.html
  PFU
  http://www.pfu.fujitsu.com/


( 大津 心 )
2004/07/13 11:19

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