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Adobe Reader 6.0にバッファオーバーフローの脆弱性、最新版で修正済み


 米iDEFENSEは12日、Adobe Reader 6.0にバッファオーバーフローの脆弱性があると発表した。最新版のAdobe Reader 6.0.2にアップデートすることで修正できる。

 iDefenseによると、このバッファオーバーフローはファイルネームハンドラのエラーが原因で、異常に長い拡張子を持つPDFファイルを開いた時に発生する。細工を施したメールに悪意のあるコードを含んだPDFファイルを添付することで、この脆弱性を利用してローカルPC上で任意のコードを実行できるという。なお、Acrobat 6.0でも同様に起こる可能性があるとしている。

 米Adobe Systemsによると、この脆弱性はすでに6月7日にリリース済みのAdobe Reader 6.0.2およびAcrobat 6.0.2で修正済みだという。Adobeでは詳しい技術情報を公開していないが、最新版では、悪意あるコードの実行を制限するセキュリティ面のアップデートが含まれるとして、ユーザーに更新を推奨している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(英文)
  http://www.idefense.com/application/poi/display?id=116&type=vulnerabilities&flashstatus=true
  関連記事:「Adobe Acrobat 5.0.5」に任意のコードを実行できる脆弱性
  http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0502/adobe.htm
  関連記事:CIAC、Acrobat Reader 5.1にバッファオーバーフロー脆弱性があると警告
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2004/03/05/2340.html


( 永沢 茂 )
2004/07/14 15:08

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