NTT西、クライアントの全データをサーバーに自動バックアップする実験

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NTT西、クライアントの全データをサーバーに自動バックアップする実験

　NTT西日本は14日、NTTネオメイト岐阜と共同でクライアント端末の全データをネットワーク経由で自動的にバックアップする「クライアント端末バックアップサービス（仮称）」の実証実験を7月15日より開始すると発表した。

　実験は「岐阜セキュリティデータセンタ」にバックアップシステムを設置し、自治体や企業などの実験参加者のクライアント端末に納められているすべてのデータを、ネットワーク経由で自動的にバックアップするサービスの検証を行なう。

　実験では、クライアントPCに専用のソフトウェアをインストールするだけで、自動的にバックアップされる。万が一障害が発生しても、クライアント側のGUI上で簡単に復活させることができるという。また、スケジュールもクライアントが任意に設定可能。そのほか、ボタンクリックによるバックアップや、シャットダウン時の自動バックアップなど、柔軟に設定可能だとしている。

　また、クライアントのデータファイルだけではなく、アプリケーションやOSもバックアップできるため、障害時には復旧用CD-ROMを利用すると、OSの再インストール作業などが必要ない点も特徴だ。実験では、サービスの利便性やデータセンタ内システムの負荷観察などが目的だ。

　実験の対象地域は、岐阜県内となっており、NTT西日本のBフレッツまたは岐阜情報スーパーハイウェイを利用している自治体・企業などの法人ユーザーが対象。期間は12月24日までとなっている。

関連情報

■URL
　ニュースリリース
　 http://www.ntt-west.co.jp/news/0407/040714.html

（大津心）
2004/07/14 16:51

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