paperboy&co.は、運営するブログサービス「JUGEM」において14日15時に一部記事が消失したことを発表した。対象は7月6日の「JUGEM 正式版」開始以降に新規登録されたドメイン名「jugem.jp」のサイトで、7月9日以降に投稿・編集された記事や画像、サイトデータが消失したという。なお、消失データのうち、「JUGEM 新着記事一覧」にPINGを送信していた記事については画像データを除いて復旧したとしている。対象のユーザーの規模は明らかにされていない。
JUGEMは2004年2月からベータサービスが始まったブログサービス。7月6日付けで正式サービスを開始し、14日から既存ユーザーの移行作業を実施していた。paperboy&co.によれば、データが消失した原因はベータユーザーのデータ移行時におけるプログラム・システムの不具合だという。ただし、JUGEMの新着記事一覧にPING送信していたブログのデータは、画像データを除き復旧している。
なお、復旧データは、「投稿後の編集・削除された記事もある可能性を考慮して非公開にした」という。該当するユーザーに対しては、管理者ページの「記事の編集・削除」より、「公開」「非公開」を選択して欲しいと呼びかけている。
paperboy&co.では今回の事態を受けて、7月14日午前2時までに正式版JUGEMの登録を済ませたユーザーを対象に、無料版に表示される広告を期限を定めず非表示にするという。同社では、「ユーザーデータの重要性に対する認識を徹底するとともに、全社を挙げて今後の再発防止に向けて十分な検証を重ね、信頼回復に努めたい」としている。
関連情報
■URL
正式版JUGEM 一部データ消失のお詫び
http://jugem.jp/top/info.php
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・ paperboy&co.、ブログサービス「JUGEM」の正式サービスを開始(2004/07/06)
( 鷹木 創 )
2004/07/15 20:39
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