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PHPに任意のコードが実行可能な脆弱性~最新版へのバージョンアップを推奨


 米国のセキュリティ団体CIACは19日、Webサイト用スクリプト言語「PHP」に任意のコードを実行できるなどの2つの脆弱性があると警告した。PHPのバージョン4.3.7以前にこの脆弱性があるとして、CIACではPHPを最新版のバージョン4.3.8または5.0.0にアップデートするよう呼びかけている。

 今回発見された脆弱性は、スクリプト設定におけるメモリ制限「memory_limit」と、文字列からHTMLおよびPHPタグを取り除く関数「strip_tags」に関するもの。この脆弱性を悪用することで、攻撃者が任意のコードを実行させることや、クロスサイトスクリプティグ攻撃を仕掛けることが可能になるという。

 CIACでは、脆弱性の危険度としては中程度としているが、13日にリリースされたPHPの最新バージョン4.3.8および5.0.0ではこの脆弱性は解消されているため、バージョン4.3.7以前のPHPを利用しているユーザーに対してバージョンアップを行なうよう推奨している。


関連情報

URL
  ニュースリリース(CIAC、英文)
  http://www.ciac.org/ciac/bulletins/o-184.shtml
  PHP Group
  http://www.php.net/


( 三柳英樹 )
2004/07/20 16:41

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