マイクロソフトは21日、Windows Serverシステムのセキュリティを強化するセキュリティソリューション「Microsoft Internet Security & Acceleration Server Standard Edition日本語版(ISA Server 2004)」を8月2日より販売開始すると発表した。価格は、パッケージ版で275,000円。
ISA Serverとは、ファイアウォール機能とWebキャッシング機能を備えた企業向けのファイアウォール/プロキシーサーバーソフト。最新版となるISA Server 2004では、マイクロソフトが提唱する「多層防御」に対応したファイアウォール機能や、アプリケーションレイヤにおける防御が強化されているという。
具体的には、Windows ServerやActive Directoryと連動し、細かなポリシーベースでアクセス制御が可能になったほか、HTTPやSMTP、RPC、DNS、POP3といったアプリケーションレイヤにおけるフィルタリングにより、攻撃や迷惑メール、ウイルスなどからの攻撃をフィルタリングできるとしている。
また、Windows Server 2003のネットワークアクセス検疫制御と連動し、VPNクライアントに対して、設定したセキュリティ要件を満たしているか検疫することも可能だ。これにより、VPN経由によるウイルス感染を防ぐこともできる。
マイクロソフトでは、ファイアウォールやキャッシュ機能、管理機能に基づいたツールの開発を支援するための開発キットを提供するほか、ウイルス対策ソフトやコンテンツフィルタリングソフトなどもパートナー企業から提供される予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=1985
ISA Server 2004
http://www.microsoft.com/japan/isaserver/
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( 大津 心 )
2004/07/21 16:18
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