IDC、2004～2008年国内インターネットデータセンター市場を予測

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IDC、2004～2008年国内インターネットデータセンター市場を予測

　IDC Japanは22日、国内通信事業者の提供するインターネットデータセンター（iDC）市場における2004～2008年の予測を発表した。

　調査によると、2003年における国内通信事業者のiDC市場規模は1,780億円となり、2003年から2008年の同市場の年平均成長率は15.6％と予測。2008年には3,675億円に達するという。また、2004年上期は、市場全体で売上規模やコロケーション面積、稼働率などで回復基調が続くと予測されている。

　IDCでは当初、年平均成長率17.0％、市場規模3,961億円と予測していたため、若干予測が下方修正されることになったと説明している。ただし、通信事業者全般では堅調だとしており、一部経営環境が大きく変わった事業者などの激しい動きが下方修正の要因だと分析した。全体的に、大きなiDCサイトの開設などはなく、新設の動きは止まっているほか、柱となる大口顧客も、一部を除いて獲得の動きはないという。

　また、ホスティングやITサービス関連の開発・提供体制に大きな変化がないと指摘。これらは、今後も通信事業者の課題として引き続き検討されるべき問題点だと分析している。さらに同社は、「通信事業者は、現状をよく分析し、上位レイヤサービスへの一層の対応強化を心掛ける必要がある」と警告した。

関連情報

■URL
　 IDC Japan
　 http://www.idcjapan.co.jp/

（大津心）
2004/07/22 19:52

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