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DivX、日本語に対応した新バージョン「DivX 5.2」を公開


DivXNetworksのCEOであるShahi Ghanem氏
 米DivXNetworksは、動画圧縮コーデック「DivX」の最新バージョンである「DivX 5.2 for Windows」を発表した。同社Webサイトより無償でダウンロードできる。

 DivX 5.2 for Windowsでは、これまで英語のみであった対応言語が、日本語、フランス語、ドイツ語に拡張された。同時に、DivXのWebサイトも日本語対応となった。また、DivX 5.2 for Windowsでは新たに「適応Bフレーム機能」を搭載し圧縮機能を強化、ファイルサイズの縮小と画質の改善を図ったという。同社のテストによれば、Windows Media 9と比較して画質面では30%、圧縮速度で300%上回ったとしている。そのほか、指定したファイルサイズに最適なビットレートを自動設定して圧縮できる「ビットレート計算機能」や、圧縮とライブキャプチャの品質を改善する「ファーストモード」を追加、DivX Pro 5.2に搭載される「エンコーダーフィードバックウィンドウ」の機能強化が図られた。

 無償版リリースと同時に、製品版2製品も販売を開始。DivX 5.2 for Windowsにエンコーディングユーティリティ「EKG」やエンコーダーフィードバックウィンドウなどの機能を追加した「DivX Pro 5.2 for Windows」と、簡単な操作で動画ファイルのエンコーディングができる「Dr. DivX 1.0.5」もあわせて公開した。いずれも有償で、DivX Pro 5.2 for Windowsは19.99ドル、Dr. DivX 1.0.5は49.99ドルで販売するほか、DivX Pro 5.2 for Windowsは6カ月間、Dr. DivX 1.0.5は15日間の無償試用版も用意する。Dr. DivX 1.0.5は英語版のみの提供となる。

 なお、バッファローが7月22日付けで、DVDドライブ搭載ネットワークプレーヤー「LinkTheater(PC-P2LAN/DVD)」がDivX 5.2に正式対応したこともあわせて発表された。


「DivX 5.2」の特徴 発表会場では、83MBから3MBまでDivXで圧縮した動画をデモ再生していた

DivXは、全世界で1億3,000万ダウンロードを達成したという 発表会場ではDivX認証を受けた製品が紹介されていた

9月に発売予定のホロンのエンコードソフト「DivX Video Encoder Pack」 DivX 5.2に正式対応したバッファローの「LinkTheater(PC-P2LAN/DVD)」

関連情報

URL
  DivXNetworks
  http://www.divx.com/
  ニュースリリース(バッファロー)
  http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2004/030_1.html
  関連記事:DivX、新モードを追加し速度を向上させた新バージョン
  http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2003/09/03/337.html
  関連記事:バッファロー、DivXに正式対応したLinkTheaterの新モデル(BB Watch)
  http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/5604.html


( 大久保有規彦 )
2004/07/22 20:13

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