コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は、警視庁組織犯罪対策特別捜査隊と下谷署が20日、Yahoo!オークションを悪用して海賊版ソフトを販売していた東京都豊島区の無職男性(30歳)と会社員女性(35歳)を著作権法違反の容疑で逮捕したと発表した。
ACCSによると、2人は3月10日ごろから4月1日ごろにかけて、12枚の海賊版ソフトCD-Rを7回にわたって合計16,500円で販売していた。さらに2人は、Yahoo!オークションで複数のIDを使って海賊版ソフトを販売していたことがわかっており、2003年8月ごろからの1年足らずで少なくとも1,900万円を売り上げていたと見られている。家宅捜索では、一度に8枚のCD-Rにデータを記録できる装置のほか、ビジネスソフトを複製した236枚のCD-Rなどが押収されていたという。
今回の逮捕は、下谷署が進めていた偽造クレジットカード事件の捜査で関連人物として2人が浮上したのがきっかけだったという。一方、ACCSでも独自に2人の海賊版販売について調査を進めており、マイクロソフト、アドビシステムズ、ジャストシステム、オートデスクがソフトの鑑定や告訴を行なった。
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■URL
ニュースリリース
http://www.accsjp.or.jp/news/040723.html
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( 永沢 茂 )
2004/07/23 15:56
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