欧州では1カ月単位で長期休暇をとる人が少なくなく、特に夏期は“音信不通”となる人が伝統的に多かったが、携帯電話とノートPC持参でバカンスに向かうビジネスマンも増えているようだ。独調査会社のMummertがまとめた最近の調査結果で明らかになった。
独ビジネスマン1,034人を対象に行なわれた調査によると、旅行に持っていく最も重要な電子機器として携帯電話を挙げた人が82.2%に達し、携帯電話が旅行の必需品となっている状況が浮き彫りになった。このほか、ノートPCを挙げた人が25.0%、PDAが24.1%、カメラ付携帯電話が23.3%あった。さらに機器を持参しないとした回答者でも、旅行先のインターネットカフェやホテルの端末を利用すると回答した人が40%もおり、実際には半分以上の独国民がインターネットから抜け出せない状況になっている。
休暇中にも連絡をとれるようにすべき人物としては、両親(82.9%)、友人(77.7%)、職場の同僚(32.3%)、職場の上司(31.7%)が挙がった。プライベートをきっちり分けるといわれている国民だが、それでも3人に1人は、職場と完全に縁を切ることができなくなっている。
なお、旅行先からの絵葉書は欠かさないという人も健在で、3人に2人が絵葉書を出すと回答した。その一方で、カメラ付携帯電話で撮影した写真を添付したメッセージを友人などに送るとした人はわずか2%しかいなかった。
関連情報
■URL
ニュースリリース(独文)
http://62.104.68.4/presse/mummertpress/do_news.phtml?aid=186
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http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2001/0703/gart.htm
( Gana Hiyoshi )
2004/07/27 15:32
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